ダイエットに取り組むときに、カロリー計算アプリを使って自炊した料理のカロリーを計算される方も多いのではないでしょうか。しかしカロリー計算アプリは多種多様に存在します。そこで今回は料理のカロリー計算の基本的な方法を理解したうえで、おすすめのカロリー計算アプリの選び方5選をご紹介します。
カロリー計算アプリを現在使用されている方や、自炊のカロリー計算方法がわからない方、これから使用を考えている方に役立つ内容です。改めて自分にあったカロリー計算を行い、ダイエットを効果的に行いましょう。
料理したときのカロリー計算方法
まずはカロリー計算アプリを使わない基本的なカロリーの計算方法をご紹介します。基本的なカロリーの計算方法を知っているとアプリに頼らずとも頭のなかで概算でき、外食時も加工品購入時も簡単に調整できます。
1.基本の算出方法
食事のカロリーを計算する基本的な方法は「日本食品標準成分表(以下食品成分表)」を利用します。食品成分表は文部科学省が管轄しており、さまざまな食材や食品の栄養成分・カロリーを示したデータが集積されている参考書です。
まず、使用する食材の重さや量を計測します。次に、食品成分表で該当する食材のカロリーを探し、量に合わせてカロリーを計算します。例えば、白ごはん100gあたりのカロリーが約150kcalと表記されている場合、200g食べたなら300kcalを摂取したことになります。
この方法を料理に使用するすべての食材のカロリーを当てはめて、献立上で合計すると、1食当たりのカロリーが算出できます。
2.大体の料理毎のカロリーから算出する
食材毎に計算する時間がない場合などにおすすめなのが、料理毎のおおよそのカロリーを覚えて算出する方法です。すでに料理毎のおおよそのカロリーが算出されたデータが存在します。
料理に使用される一つ一つの食材を計算しなくて済むので手軽に計算が可能です。一方、実際に作った料理のカロリーとの解離は少なくとも存在するので、正確ではありません。あくまでも参考としての利用になります。
▼料理のカロリー表
主食 | 主菜 | 副菜 | 汁物 | 果物 |
白ごはん
234kcal |
さけの
グラタン 504kcal |
ミックス
ベジタブル 110kcal |
わかめスープ
60kcal |
バナナ
86kcal |
クッパ
212kcal |
たらの
ホイル焼き 100kcal |
カラーピーマンのナムル
55kcal |
韓国風わかめスープ
60kcal |
パイナップル
76kcal |
きのこご飯
214kcal |
ぶりの照焼き
187kcal |
セリのお浸し
29kcal |
豆腐の味噌汁
60kcal |
みかん
49kcal |
※約1人前 ※食品成分表八程準拠
失敗しない!カロリー計算アプリの選び方5つのコツ
基本を知ったうえでアプリを活用すると、どのシチュエーションでもカロリーを意識しながら食事を楽しめます。カロリー計算アプリは多くあるため、アプリ選びで失敗しないための5つのコツを紹介します。これらのポイントを押さえて、自分に最適なアプリを見つけましょう。
1.登録されているデータ数の豊富さ
まずはアプリに登録されている食品データの量や質を確認します。データの豊富さは、アプリが日常の食事をカバーしてくれるかどうかを示す重要な指標です。
多種多様な食材や料理が日々の食事に取り入れられている現代において、アプリに登録されている食品データが少ないと、自分が摂取した食材や料理のカロリーを正確に計算できません。特に外食や加工食品のカロリーを知りたい場合には、豊富なデータベースが必要です。
2.専門家のアドバイス付きか
ダイエット中は数字も大切ですが、その背景にある知識やアドバイスがあると自分にとっての最適な食事の取り方がわかります。
専門家が関わっているアプリはカロリーを減らすだけでなく、その日の食事のバランスや摂取カロリーに対する具体的なアドバイスを提供してくれる場合が多いです。日々の食生活の中で気づきにくい偏りを指摘してくれたり、効率的な食事の組み合わせを提案してくれたりする場合もあるでしょう。
専門家の意見や知識は食事の品質を高めるだけでなく、ダイエットのモチベーション維持にもつながります。そのため特に一人で続けるのが苦手な方には、専門家のアドバイス付きのアプリがおすすめです。
3.料理写真が認識できるか
料理の写真をアプリにアップロードするだけで、その料理のカロリーを自動的に計算してくれるアプリも存在します。特に外食や加工食品などを使用した材料や量が不明確な場合、一般的なカロリーの計算方法だけでは正確な数値を出すのが難しいですが、写真で認識してもらえると、類似値でその場でのカロリー計算が可能になります。
ただし、この機能の精度はアプリによって異なります。あくまでも参考値として活用し、必要に応じて手動での微調整も忘れずに行いましょう。毎日細かい入力が苦手な方には、この機能はおすすめです。
4.消費カロリーも記録できるか
ダイエットは摂取カロリーと消費カロリーのバランスが大切です。そのため食事のカロリーだけでなく、日常の活動や運動による消費カロリーも記録できると重宝します。
カロリー計算アプリによっては歩数計の機能や、運動もしくは活動に対応した消費カロリーのデータが蓄積されています。この機能を持つアプリを選ぶことで、1日の総カロリーを確認し、容易な調整が可能です。
5.身体管理できる範囲の細かさ
アプリのなかには摂取カロリーに加え、体重、体脂肪率、筋肉量、睡眠時間、水分摂取量など、多岐にわたるデータを入力・追跡できるタイプもあります。日々の健康状態の変化を詳しく確認できるので、痩せたとき・太ったときの身体状況が把握できて、何が原因なのかがわかりやすくなり身体の調整をしやすくなるでしょう。
料理のカロリー計算をして罪悪感なくダイエット!
料理のカロリー計算はダイエット中には必須です。基本的なカロリーの計算方法を知ったうえでアプリを使うと、外食時も加工品購入時も食事の調整が簡単にできるようになります。カロリー計算アプリは数多く存在しますが、自分の性格や目的にあったものを選ぶとより効果的なダイエットができるので、ご紹介した5つの選び方を参考にしてください。
ダイエットは我慢ではなく、楽しみながら継続するものです。罪悪感なく、美味しく食事をいただきましょう。
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Q&A
Q.食品成分表がない場合、どのようにしてカロリーを計算できますか?
A.食品成分表がない場合は専用のカロリー計算アプリやwebサイトの食品データベースを参考にしましょう。使い方は同じです。
Q.消費カロリーの計算はどれくらいの精度で信頼できますか?
A.多くのアプリは消費カロリーを算出するための一般的な計算式を使用していますが、食材や料理はものによって差が出るため参考程度に留めておきましょう。