ダイエットは朝食に多く食べることが一般的でしたが、常識を覆すような朝食抜きダイエットが存在します。その効果について気になる方も多いのではないでしょうか。そこでこの記事では、本当にダイエットには朝食抜きが良いのかについてまとめています。
朝食抜きダイエットがおすすめできない理由
結論からいうと、朝食抜きダイエットはあまりおすすめできません。起きたあとの胃腸を休ませることで体調が良くなるといった記事も見かけますが、デメリットのほうが多くあるのが事実です。以下では朝食抜きダイエットによる5つのデメリットをご紹介します。
1.体内時計が乱れて太る生活になりやすい
私たちの体は生物学的なリズムである体内時計によって、1日の中で最適な時間に食事を摂るようにプログラムされています。寝ている間に夜食べたものが消化され、朝起きたときに新たな活動に使うエネルギー(以下カロリー)を必要としているため、それを朝食から得ます。この朝食を抜くと体内時計が乱れて太る体質になってしまう可能性があるのです。
2.夜に食べ過ぎて太る可能性が高まる
朝食を抜くと体はカロリー不足を感じます。その結果、昼食や夕食で一度に多くのカロリーを吸収してしまい、消化しきれない分が内臓脂肪に蓄積されてしまい徐々に肥満体型へと移行するでしょう。
また体のカロリー消費は昼夜で変動します。昼間は活動的であるためカロリーを多く消費しますが、夜は体を休ませるためカロリー消費が少なくなります。そのため夜に大量のカロリーを摂取すると、それが脂肪として蓄積されます。
空腹感が長く続くと、高カロリーな食べ物やジャンクフードに手が伸びやすくなります。これもカロリー摂取量を増加させ、体重増加につながる原因です。
3.体が飢餓状態だと勘違いし溜め込む体質になりやすい
朝食を抜くと夜寝てから昼食までの長い時間の間、体が飢餓状態だと解釈し、糖質や脂質などのカロリー源の消費を抑えたり吸収を高めたりして節約しようと働きます。その結果、基礎代謝が低下し、ダイエットには逆効果となるのです。
また飢餓状態が続くとストレスになり、その反動で次に食事をするときに大量に食べてしまう可能性があります。我慢の糸がちぎれた瞬間、理性では止められない暴飲暴食が始まってしまう方も珍しくありません。
4.病気になる可能性がある
朝食を抜くダイエットが体に及ぼす影響は、体重増加だけでなく、健康面にも重大なリスクがあります。たとえば糖質不足により血糖値が低下して集中力の低下や疲労感が現れる、何も食べないことで大腸が働かずに便秘になるといった懸念が考えられます。
またビタミンやミネラルなどの栄養素は、一度に大量に摂取しても身体に吸収できる量が限られています。朝食を抜いて食事回数が減ると、栄養素不足に陥りやすくなってしまうのです。
5.朝からやる気が出ない
朝食は1日の活力源としての役割を果たしています。夜の断食状態から脳と体を目覚めさせるためにエネルギーを供給します。そのため朝食を抜くとエネルギー不足に陥り、朝から頭がぼんやりしたり午前中の生産性が低下したり、やる気が出なかったりする可能性があります。
ダイエットが成功する方の特徴
ダイエットに朝食を抜くことは向いていないとわかったところで、ダイエットを成功するためには何が必要なのか解説します。ダイエットが成功する方の特徴を3つご紹介するので、お役立てください。
1.ダイエットの基本を理解している
ダイエットは摂取カロリーと消費カロリーの差分が大きければ大きいほど減量できますが、健康体がベースにあるため、食、運動、睡眠の3つの土台は重要です。またダイエットは一夜にしてならずです。減量までには数週間必要なうえに、減量できたとしてもその生活を維持できなければリバウンドしてしまいます。
そのため一時的なダイエットの成功ではなく、健康的な生活習慣の形成と長期的な体重管理を視野に入れて実践しています。
2.朝昼夜で必要なカロリーと栄養素を摂取している
栄養素とカロリーは私たちの体が日々の活動を支え、健康を維持するために必要です。摂取カロリーは少なければ少ないほど減量につながりますが、度を越すときれいを通り越して痩せ細って病弱に見えてしまったり動くのが億劫に感じてしまったりします。
また栄養素はどれか一つでもなく、5大栄養素すべてが基準値を満たす量の摂取があってようやく健康体を築けるものです。
3.無理をしない
ダイエットは継続が必要です。無理をすると継続できなくなりリバウンドの元になります。無理をしないというのは、とんでもない食事制限や過度な運動を避け、自分の体調やライフスタイルに合わせた適切な調整を行うことです。たまには休息を取り入れてストレスを発散し、ダイエットの過程を楽しむことが無理をしないダイエット法です。
忙しい朝でも簡単!ダイエット中の朝ごはんにおすすめの食品
朝食には栄養が摂れて、満足感が得られる食品を選びましょう。忙しい朝でも簡単に摂取できるおすすめの食品は以下の3つです。
1つ目はコーヒーです。コーヒーに含まれるカフェインは脳を覚醒させてくれ、ポリフェノールはがんや老化の原因とされる活性酸素を除去する働きがある抗酸化作用を発揮してくれます。ただしコーヒーだけで終わらせる、または飲みすぎることは健康を損ねる可能性があるため注意が必要です。
2つ目はオートミールです。オートミールは燕麦、オート麦などといわれる麦を原料としており、食物繊維が多く含まれています。食物繊維は不要な老廃物の排泄を促したり善玉菌のエサとなり腸内環境を整えてくれたりダイエット中に嬉しい働きをしてくれます。
3つ目はバナナです。バナナは食べやすいうえに糖質だけではなくビタミン、ミネラルも摂取できる魅力から、バナナダイエットも一時期流行りました。
簡単にできる!朝ごはんメニューのご紹介
多忙な朝に手間のかかる食事を作る時間はなかなか取れません。そこで簡単にできるおすすめ朝食メニューをご紹介します。
・豆乳入りオートミール+サラダボール
・野菜とスクランブルエッグが入った低糖質パンサンド
・バナナ+サラダチキン入りサラダ
ダイエット中の朝食は低糖質パンに決まり!
朝食の主食選びでお困りの方におすすめなのが、RITA-STYLE ONLINE SHOPの低糖質パンです。RITA-STYLE ONLINE SHOPのブランパンは1個あたり糖質約2.9gのうえに、たんぱく質、食物繊維がしっかりと含まれている低糖質パンです。
糖質は、RITA-STYLE ONLINE SHOPのブランパンを約10個食べても、一般的なロールパンの約2個分です。また、白ごはんお茶碗約1杯(150g)分とブランパン約19個分の糖質が等しいため、その低さには魅力があります。さらにブランパンだけでなく大豆パンや雑穀パンのラインナップもあるため、飽きずに楽しめるのも嬉しさの1つです。
ダイエット中の朝食抜きは逆効果!しっかり食べて痩せよう!
ダイエット中でも朝食は大切な食事です。朝食抜きダイエットは体内リズムの乱れや飢餓体質へのリスクを増大させます。ダイエットを成功させるポイントや、朝食におすすめの食品やメニュー例をご紹介したので、ぜひ実践して健康的に痩せましょう!
Q&A
Q.朝食は食べたほうが良いのですね?
A.はい、食べたほうがメリットが多いといえます。どうしても朝食を食べる習慣がなかったり昼に起きたりする場合は、専門家に相談すると適切な対応を教えてくれます。
Q.よくリバウンドをするのですが、どうすれば良いですか?
A.リバウンドをする理由を突き止めて防止策を練るのがおすすめです。まずは本記事でご紹介した「ダイエットが成功する方の特徴」を読んで適切にダイエットが行えているのか確かめてください。